Prettierを使ってみる

コードフォーマットツールのPrettierの使い方をメモ。

設定方法

ターミナルでプロジェクトディレクトリに移動して、package.jsonがない場合は以下コマンドで生成します。

npm init

Prettierのパッケージをインストールします。

npm install prettier --save-dev

package.jsonのscriptsにformatを追加します。

{
  ~ 略 ~
  "scripts": {
    "format": "prettier --write src/"
  },
  ~ 略 ~
}

今回は例としてsrcディレクトリ配下のファイルをフォーマットの対象としました。

フォーマットの動作確認用にファイルを追加します。
まずはsrc/js/内にscript.jsを作成して、下記内容にします。

foo(reallyLongArg(), omgSoManyParameters(), IShouldRefactorThis(), isThereSeriouslyAnotherOne());

次にsrc/html/内にindex.htmlを作成して、下記内容にします。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>テスト</title>
</head>
<body>
<p>テキスト</p>
</body>
</html>

最後にsrc/css/ 内にstyle.scssを作成して、内容を下記にします。

p{
  color:white;
  background-color:black;
}

これで準備ができたので、下記コマンドでフォーマットを実行してみます。

npm run format

src/js/script.jsは下記のように、関数の引数間で改行が追加されました。

foo(
  reallyLongArg(),
  omgSoManyParameters(),
  IShouldRefactorThis(),
  isThereSeriouslyAnotherOne(),
);

src/html/index.htmlではインデントが追加され、空要素の末尾にスラッシュが追加されました。

<!doctype html>
<html lang="ja">
  <head>
    <meta charset="UTF-8" />
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
    <title>テスト</title>
  </head>
  <body>
    <p>テキスト</p>
  </body>
</html>

src/css/style.scssの場合、プロパティやセレクタと値の間に半角スペースが追加されました。

p {
  color: white;
  background-color: black;
}

特定のファイルやフォルダをフォーマットの対象外としたい場合、.prettierignoreを使います。
プロジェクトディレクトリのルートに.prettierignoreを作成して、以下の内容にしてみます。

src/css/

この設定の場合、フォーマット実行時にsrc/css/内のファイルは対象外になります。

特定のファイルを対象外としたい場合は以下のようにします。

**/*.scss

これでscssファイルはフォーマットの対象外になりました。

参考サイト

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