jQuery UIのDatepickerを使って、カレンダーから日付の入力を試してみます。
サンプルコード
必要なファイルを読み込みます。
<link rel="stylesheet" href="//code.jquery.com/ui/1.11.4/themes/smoothness/jquery-ui.css" /> <script src="//code.jquery.com/jquery-1.10.2.js"></script> <script src="//code.jquery.com/ui/1.11.4/jquery-ui.js"></script>
今回はthemeを「smoothness」にしていますが、違うthemeを使いたい場合はCSSのディレクトリを適宜変更してください。
HTML
inputにフォーカスが当たった時に、カレンダーを表示させます。
<input type="text" id="datepicker" />
JavaScript
$(function() { $('#datepicker').datepicker(); });
上記ではinputにフォーカスが当たった時にカレンダーを表示させましたが、divなどの要素に対して設定することで最初から表示させることもできます。
HTML
<div id="datepicker"></div>
JavaScript
$(function() { $('#datepicker').datepicker(); });
カレンダーを日本語で表示したい場合、こちらのページからdatepicker-ja.jsをダウンロードして読み込ませることで対応できます。
<link rel="stylesheet" href="//code.jquery.com/ui/1.11.4/themes/smoothness/jquery-ui.css" /> <script src="//code.jquery.com/jquery-1.10.2.js"></script> <script src="//code.jquery.com/ui/1.11.4/jquery-ui.js"></script> <script src="./datepicker-ja.js"></script>
オプション
オプション・メソッドの詳細は公式ドキュメントでご確認ください、
HTML
<input type="text" id="datepicker1" /> <div id="datepicker2"></div> <input type="text" id="output" />
JavaScript
$(function() { $('#datepicker1').datepicker({ appendText: '(yy-mm-dd-DD)', autoSize: true, beforeShow: function(ele, obj) { console.log(ele); console.log(obj); }, beforeShowDay: function(date) { switch(date.getDay()) { case 0: return [true, 'sunday', '日曜日']; break; case 6: return [true, 'saturday', '土曜日']; break; default: return [true, 'weekday', '平日']; break; } }, showOn: 'both', buttonImage: 'open.png', buttonImageOnly: true, showButtonPanel: true, closeText: 'とじる', currentText: 'せんたく日', gotoCurrent : true, dateFormat : 'yy-mm-dd-DD', constrainInput: false, dayNames: ['にちようび', 'げつようび', 'かようび', 'すいようび', 'もくようび', 'きんようび', 'どようび'], defaultDate: '+1m +7d', duration: 1000, monthNames: ['睦月', '如月', '弥生', '卯月', '皐月', '水無月', '文月', '葉月', '神無月', '神無月', '霜月', '師走'], navigationAsDateFormat: true, numberOfMonths: [2, 3], onClose: function(date, obj) { console.log(date); console.log(obj); }, showAnim: 'slideDown', showMonthAfterYear: false, changeYear: true, yearRange: 'c-2:c+2' }); $('#datepicker2').datepicker({ altField: '#output', altFormat: 'y-m-d-D', changeMonth: true, changeYear: true, dayNamesMin: ['にち', 'げつ', 'か', 'すい', 'もく', 'きん', 'ど'], dayNamesShort: ['にちよう', 'げつよう', 'かよう', 'すいよう', 'もくよう', 'きんよう', 'どよう'], defaultDate: new Date('2015/8/31'), firstDay: 1, minDate: new Date('2015/3/15'), maxDate: new Date('2015/9/15'), hideIfNoPrevNext: true, isRTL: true, numberOfMonths : 3, monthNamesShort: ['一月', '二月', '三月', '四月', '五月', '六月', '七月', '八月', '九月', '十月', '十一月', '十二月'], showButtonPanel: true, nextText: 'つぎ', prevText: 'まえ', onChangeMonthYear: function(year, month, obj) { console.log(year); console.log(month); console.log(obj); }, onSelect: function(date, obj) { console.log(date); console.log(obj); }, showOtherMonths: true, selectOtherMonths: true, showCurrentAtPos: 1, showWeek: true, stepMonths: 2, weekHeader: 'しゅう', yearSuffix: '-' }); });
altField | 指定したinput要素に、カレンダーで選択している日付を反映する。 初期値は””。 |
---|---|
altFormat | altFieldで反映するフォーマットを指定。 初期値は””。 |
appendText | 入力エリアの後ろに表示するテキストを指定。 主に入力形式を表示するのに使用。 初期値は””。 |
autoSize | 入力エリアのサイズを自動設定するかどうかを指定。 初期値はfalse。 |
beforeShow | 入力エリアにフォーカスが当たってカレンダーが表示される直前に、入力フィールドとカレンダーのインスタンスを取得する。 初期値はnull。 |
beforeShowDay | 入力エリアにフォーカスが当たってカレンダーが表示される直前に、表示される月の全ての日を取得する。 取得は日数分繰り返され、毎回配列を返す必要がある。 [0]にはその日を選択可能にするかどうかをtrue/falseで指定 [1]にはカレンダーに追加するclassの指定 [2]にはオンマウス時に表示するツールチップのテキストを指定 初期値はnull。 |
buttonImage | showOnがbuttonかbothのとき、ボタン内に表示する画像を指定。 初期値は””。 |
buttonImageOnly | buttonImageで指定した画像のみ表示するかどうかを指定。 初期値はfalse。 |
buttonText | カレンダー表示ボタンのテキストを指定。 初期値は”…”。 |
calculateWeek | 年間の週を計算する方法を指定? 初期値はjQuery.datepicker.iso8601Week。 |
changeMonth | 月をカレンダー内のselectで選択できるようにするかどうか。 初期値はfalse。 |
changeYear | 年をカレンダー内のselectで選択できるようにするかどうか。 初期値はfalse。 |
closeText | showButtonPanelがtrueのときの閉じるボタンのテキストを指定。 初期値は”Done”。 |
constrainInput | dateFormatで設定した形式のみに入力を制限するかどうかを指定。 初期値はtrue。 |
currentText | showButtonPanelがtrueのときの今日に戻るボタンのテキストを指定。 初期値は”Today”。 |
dateFormat | 日付の形式を指定。 設定の詳細はこちらを参照。 初期値は”mm/dd/yy”。 |
dayNames | 曜日(DD)の表示を指定。 初期値は[ “Sunday”, “Monday”, “Tuesday”, “Wednesday”, “Thursday”, “Friday”, “Saturday” ]。 |
dayNamesMin | カレンダー内の曜日の表示を指定。 初期値は[ “Su”, “Mo”, “Tu”, “We”, “Th”, “Fr”, “Sa” ]。 |
dayNamesShort | 曜日(D)の表示を指定。 初期値は[ “Sun”, “Mon”, “Tue”, “Wed”, “Thu”, “Fri”, “Sat” ]。 |
defaultDate | アクセス時に表示される日付の指定。 指定方法はnew Date(‘2015/8/31’)のようにして直接指定する方法、-7のようにして今日から何日前(後)かを指定する方法、”+1m +7d”のようにして、今日から年月日それぞれどれだけ移動するか指定する方法がある。 初期値はnull。 |
duration | カレンダーの表示速度を指定。 指定方法は”slow”, “normal”, “fast”で指定するか、数値で指定。 初期値は”normal”。 |
firstDay | 週の最初の曜日を指定する。 初期値は0。 |
gotoCurrent | trueのとき、今日に戻るボタンのとび先が現在選択している日に変わる。 初期値はfalse。 |
hideIfNoPrevNext | maxDateまたはminDateを指定しているときに、最大(最小)より先の前後移動を制限するかどうか。 初期値はfalse。 |
isRTL | 現在の言語が右から左に描画されるかどうかを指定。 初期値はfalse。 |
maxDate | 選択できる最大の日付を指定。 指定方法はnew Date(‘2015/8/31’)のようにして直接指定する方法、-7のようにして今日から何日前(後)かを指定する方法、”+1m +7d”のようにして、今日から年月日それぞれどれだけ移動するか指定する方法がある。 初期値はnull。 |
minDate | 選択できる最小の日付を指定。 指定方法はnew Date(‘2015/8/31’)のようにして直接指定する方法、-7のようにして今日から何日前(後)かを指定する方法、”+1m +7d”のようにして、今日から年月日それぞれどれだけ移動するか指定する方法がある。 初期値はnull。 |
monthNames | 月(mm)のカレンダー上の表示を指定。 初期値は[ “January”, “February”, “March”, “April”, “May”, “June”, “July”, “August”, “September”, “October”, “November”, “December” ]。 |
monthNamesShort | 月(m)のカレンダー上の表示を指定。 初期値は[ “Jan”, “Feb”, “Mar”, “Apr”, “May”, “Jun”, “Jul”, “Aug”, “Sep”, “Oct”, “Nov”, “Dec” ]。 |
navigationAsDateFormat | formatDateに合わせてcurrentText,prevText,nextTextの表示を変更するかどうか指定? 初期値はfalse。 |
nextText | カレンダーの次矢印にオンマウスした時のツールチップのテキストを指定。 初期値は”Next”。 |
numberOfMonths | カレンダーに一度に表示する月の数を指定。 表示する数を数値で指定するか、[行数, 列数]のように配列で指定。 初期値は1。 |
onChangeMonthYear | 月を変更したときに、変更後の年・月・カレンダーのインスタンスを返す。 初期値はnull。 |
onClose | カレンダーを閉じたときに、選択されている日付とカレンダーのインスタンスを返す。 初期値はnull。 |
onSelect | 日付を選択されたときに、選択された日付とカレンダーのインスタンスを返す。 初期値はnull。 |
prevText | カレンダーの前矢印にオンマウスした時のツールチップのテキストを指定。 初期値は”Prev”。 |
selectOtherMonths | showOtherMonthsがtrueのとき、その月以外の日を選択できるかどうか指定。 初期値は”false”。 |
shortYearCutoff | dateFormatの年がyのとき、世紀の切り替えをどこで行うかを指定する。 指定方法は0~99を直接指定するか、”+3″や”-5″など現在の年から相対で指定。 初期値は”+10″。 |
showAnim | カレンダーを表示するアニメーションを指定。 指定方法は、”show”,”slideDown”,”fadeIn”やjQuery UI effectsのいずれか。 初期値は”show”。 |
showButtonPanel | カレンダー下部に今日に戻るボタンと閉じるボタンを追加するかどうか指定。 初期値はfalse。 |
showCurrentAtPos | numberOfMonthsが設定されているときに、現在の月を表示する位置を指定。 初期値は0。 |
showMonthAfterYear | カレンダー内の月を年の後ろに表示するかどうか指定。 falseの場合は年の前に表示される。 初期値はfalse。 |
showOn | カレンダーが開く方法の指定。 “focus”がinputにフォーカスが当たったとき、”button”がボタンをクリックしたとき、”both”が両方。 初期値は”focus”。 |
showOptions | showAnimでjQuery UI effectsのいずれかを使用したとき、showOptionsで追加のプロパティを設定できる? 初期値は{}。 |
showOtherMonths | その月以外の日をカレンダーに表示するかどうか指定。 選択できるかどうかの指定はselectOtherMonthsを使用。 初期値はfalse。 |
showWeek | カレンダー内にその週が年間で何番目の週かを表示するかどうか。 初期値はfalse。 |
stepMonths | 前後ボタンでどのくらい移動するかを指定。 初期値は1。 |
weekHeader | showWeekで表示しているテキストを指定。 初期値は”Wk”。 |
yearRange | 年のselectで表示する範囲を指定。 指定するときは、最小と最大の間を:で挟んで指定します。 指定方法はcを選択されている都市として”c-nn:c+nn”のようにするか、現在の年を基準として”-nn:+nn”とするか、”2002:2012″のように直接指定する。 初期値は”c-10:c+10″。 |
yearSuffix | カレンダー上部の年の後に表示するテキストを指定。 初期値は””。 |
初期値は日本語化していない状態のものになります。
メソッド
HTML
<button id="destroy">destroy</button> <button id="dialog">dialog</button> <button id="isDisabled">isDisabled</button> <button id="optionget">optionget(disabled)</button> <button id="optionallget">optionallget</button> <button id="optionset">optionset(disabled)</button> <button id="optionsets">optionsets(firstDay,changeMonth)</button> <button id="show">show(2秒後にhide)</button> <button id="widget">widget</button><br /> <input type="text" id="datepicker1" /><br /> <button id="getDate">getDate</button> <button id="setDate">setDate</button> <div id="datepicker2"></div> <input type="text" id="output" />
JavaScript
$(function() { $('#datepicker1').datepicker(); $('#datepicker2').datepicker({ altField: '#output' }); $('#destroy').on('click', function() { $('#datepicker1').datepicker('destroy'); }); $('#dialog').on('click', function() { $('#datepicker1').datepicker('dialog', '2015/12/24'); }); $('#isDisabled').on('click', function() { console.log($('#datepicker1').datepicker('isDisabled')); }); $('#optionget').on('click', function() { console.log($('#datepicker1').datepicker('option', 'disabled')); }); $('#optionallget').on('click', function() { console.log($('#datepicker1').datepicker('option')); }); $('#optionset').on('click', function() { $('#datepicker1').datepicker('option', 'disabled', true); }); $('#optionsets').on('click', function() { $('#datepicker1').datepicker('option', { firstDay: 1, changeMonth: true }); }); $('#show').on('click', function() { $('#datepicker1').datepicker('show'); setTimeout(function() { $('#datepicker1').datepicker('hide'); }, 2000); }); $('#widget').on('click', function() { console.log($('#datepicker1').datepicker('widget')); }); $('#getDate').on('click', function() { console.log($('#datepicker2').datepicker('getDate')); }); $('#setDate').on('click', function() { $('#datepicker2').datepicker('setDate', '2016/1/1'); }); });
destroy() | Datepickerの機能を削除。 |
---|---|
dialog(date [, onSelect, options, pos]) | ダイアログでカレンダーを表示。 |
getDate() | 現在選択されている日付の取得。 |
hide() | カレンダーを閉じる。 |
isDisabled() | カレンダーが無効になっているかどうかを確認。 |
option(optionName) | optionNameの値を取得。 |
option() | 現在設定しているoptionの値を取得。 |
option(optionName, value) | optionNameにvalueを設定。 |
option(options) | optionを複数設定。 |
refresh() | カレンダーを再描画する? |
setDate(date) | 日付を設定する。 |
show() | カレンダーを表示する。 |
widget() | カレンダーを含めたjQueryオブジェクトを返す。 |
【参考サイト】
- Datepicker | jQuery UI
- Datepicker Widget | jQuery UI API Documentation
- jQuery Datepickerの曜日に色を付ける | ENTEREAL/エンタリアル
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