HTMLメールを作る機会があったのですが、HTMLメールはWebサイトと比べて実装方法が少し特殊で、メールクライアントやOSなどによって挙動が違ったりもするので、1から作ろうと思うとそれなりに工数がかかります。
そこで今回、「Cerberus」というHTMLメールのテンプレートを使用してみたので、その内容をメモしておきます。
Cerberusについて
Cerberusには3種類のテンプレートが用意されています。
Fluid Template
シンプルなレイアウトで、画面幅を狭めた時は全体的に縮小するようになっています。
どのメールクライアントやOSでも同じような表示になります。
Fluid Templateのデモページ
Responsive Template
Media Queriesを使用したテンプレートで、Media Queriesをサポートしているメールクライアントではレスポンシブに対応できます。
GmailやAndroidなどサポートしていない場合は縮小されて表示されます。
Responsive Templateのデモページ
Hybrid Template
Media Queriesと合わせてmax-widthやmin-widthを使用することで、Media Queriesのサポートに関係なくレスポンシブに対応できます。
Hybrid Templateのデモページ
サポート範囲
サポート範囲は公式サイト内に記載がありますが、OutlookやGmail、Yahoo、iOS Mailなど、主要なものは概ねサポートしているようです。
使い方
公式サイトにアクセスして、「Download Zip」のボタンからダウンロードできます。
解凍したフォルダにcerberus-fluid.html、cerberus-responsive.html、cerberus-hybrid.htmlというファイルが入っているので、使用したいテンプレートの中身を書き換えればOKです。
今回はHybrid Templateを試してみて、実際に送信すると各メーラーで以下のような表示で確認できました。
Outlook(2016)のキャプチャ
Macのメーラーのキャプチャ
Gmail(PC)のキャプチャ
iOSのメーラーのキャプチャ
Gmail(SP)のキャプチャ
表示は概ね問題なさそうでしたが、Outlookでボタンが角丸でない、最後のブロックの左に黒線が出ているなど、微妙に他と表示が違っているようでした。
【参考サイト】
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