PostCSSをpostcss-cliで使ってみます。
設定方法
プロジェクトルートに移動してpackage.jsonを作成します。
npm init
postcss-cliをインストールします。
npm install postcss-cli --save-dev
devディレクトリを作成して、元になるCSSファイルを作成します。
input.css
.hoge { color: red; }
この状態でPostCSSを実行してみます。
(今回試しているのはWindowsなので、環境に応じてパスなどは適宜変更してください。)
node_modules\.bin\postcss dev/input.css -o public/output.css
publicディレクトリの中にoutput.cssが生成されていればOKです。
output.css
.hoge { color: red; }
この時点では特に処理を行っていないので、input.cssの内容がそのまま出力されています。
プラグインを使う
現状だと何も処理を行っていないので、プラグインを使って処理を行うようにしてみます。
今回はCSSファイル内で変数を使えるようにする「postcss-simple-vars」を使ってみます。
まずはpostcss-simple-varsをインストールします。
npm install postcss-simple-vars --save-dev
プラグインを使えるように、プロジェクトルートに設定ファイルを追加します。
postcss.config.js
module.exports = { plugins: [ require('postcss-simple-vars')() ] }
input.cssで変数を使うように修正します。
input.css
$basecolor: blue; .hoge { color: $basecolor; }
これで設定が一通り完了しましたので、PostCSSを実行してみます。
設定ファイルを追加したので、「-c postcss.config.js」が追加になっています。
node_modules\.bin\postcss -c postcss.config.js dev/input.css -o public/output.css
output.cssが変数を使った形で変更されました。
output.css
.hoge { color: blue; }
npm runで実行する
今のままだとコマンドが長いので、npm runで実行できるようにしてみます。
package.jsonを開いて、scripts部分に以下を追加します。
package.json
"scripts": { "postcss": "postcss -c postcss.config.js dev/input.css -o public/output.css" },
これで以下のコマンドでPostCSSが実行できるようになりました。
npm run postcss
【参考サイト】
- postcss-cli – npm
- postcss-simple-vars – npm
- PostCSSの使い方(Sassから移行)
- Sassを捨ててPostCSSに移行したのでそのときの工程メモ – Qiita
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