ClaudeでMCPを使用する

ClaudeでMCPを使用する方法を試してみます。
今回はWindows環境での使用になります。

設定方法

今回試していく手順は、公式のクイックスタートでまとめられている内容になります。

ClaudeでMCPを使用するには、Node.jsとClaudeのデスクトップアプリが必要になります。
あらかじめインストールしておいてください。

Claudeのデスクトップアプリを起動すると、以下のような画面になります。

左上のハンバーガーメニューからファイル > 設定を選択します。

左の項目から開発者を選択して、構成を編集をクリックします。

Windows環境の場合、以下の場所に設定ファイルが生成されます。

%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json

上記ファイルをエディタで開いて、以下の内容を記述します。(Windowsの場合のコードになります。)
その際、username をPCのユーザー名に置き換えます。

{
  "mcpServers": {
    "filesystem": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "@modelcontextprotocol/server-filesystem",
        "C:\\Users\\username\\Desktop",
        "C:\\Users\\username\\Downloads"
      ]
    }
  }
}

これで設定が完了したので、左上のハンバーガーメニューから ファイル > 終了 を選択して、Claudeを再起動します。
再起動後、以下のようなハンマーのアイコンが表示されていればOKです。

アイコンが表示されない場合

今回自分で試してみてうまく表示されなかったので、調べて対応した内容を備忘録として残しておきます。

公式のクイックスタートにもトラブルシューティングが用意されていますが、ログ(Windows環境の場合は %APPDATA%\Claude\logs 内)を確認するか、左上のハンバーガーメニューから ヘルプ > 開発者モードを有効にする を選択すると、問題点を見つけやすいかもしれません。
開発者モードを有効化にすると、Claudeを起動した際に以下のようなエラーが出ていました。

「spawn npx ENOENT」で調べると、npxのパス指定に問題がありそうでした。
フルパスで指定するとよさそうなので、下記コマンドでnpxのフルパスを調べます。

where npx

claude_desktop_config.jsonの “command”: “npx” を上記で調べたフルパスに変更して再起動してみると、ハンマーのアイコンが表示されるようになりました。

使い方

ハンマーのアイコンをクリックすると、設定を行ったMCPで使用できるツールを確認できます。

実際に動作を試してみます。
今回の追加でデスクトップとダウンロードディレクトリにアクセスできるようになっているので、「詩を書いてデスクトップに保存してもらえますか?」と質問してみます。

質問を行うと、以下のようにツールの利用許可の確認が適宜出てきます。

この例の場合、list_allowed_directories と write_file というツールの確認がされました。
ツールの許可を出して少し待つと、デスクトップに「春の詩.tx」という詩のファイルが追加されたのを確認できました。

参考サイト

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