URLスキームについて調べる機会があったので、設定方法などをメモしておきます。
URLスキームについて
URLスキームは以下のような形になっています。
(「//」部分がない場合もあります。)
【スキーム名】://【スキームで使用する内容】
例えば、「http://cly7796.net/」のようなWebサイトのURLの場合、「http」がスキーム名で「cly7796.net/」がスキーム名で使用する内容になります。
他にも、メーラーを起動する「mailto:sample@example.com」や、電話をかける「tel:0000000000」もURLスキームです。
設定方法
【スキーム名】の部分にアプリ名を指定することで、アプリを開くことができます。
例えば、Google Mapsのアプリを開きたい場合は以下のようになります。
comgooglemaps://
「comgooglemaps」がGoogle Mapsのスキーム名で、アプリごとに設定されているものになります。
メジャーなアプリであれば大抵スキーム名は設定されていそうですが、アプリによっては設定されていないものもあります。
実際にブラウザからGoogle Mapsのアプリを開かせる場合、aタグのhrefに指定すればOKです。
HTML
<a href="comgooglemaps://">Google Mapsのアプリを開く</a>
これでGoogle Mapsのアプリがインストールされているスマホであればアプリが起動するようになりました。
Google Mapsのアプリを起動するデモページ
アプリが入っていない場合の挙動はiOSとAndroidで異なり、iOSの場合はアラート表示、Androidの場合はエラーページが開かれるようです。
次に、スキームで使用する内容も合わせて指定してみます。
Google Mapsのアプリで、「hokkaido」という文字列を検索した結果を表示するようにしてみます。
comgooglemaps://?q=hokkaido
リンクを張る場合は先ほどと同じく、aタグのhrefに指定します。
HTML
<a href="comgooglemaps://?q=hokkaido">「hokkaido」をGoogle Mapsのアプリを開く</a>
これで「hokkaido」という文字列を検索した結果が表示されるようになりました。
「hokkaido」という文字列を検索した結果を表示するデモページ
【参考サイト】
- 知っておくとiPhoneをもっと便利に使える「URLスキーム」とは? | AppBank – iPhone, スマホのたのしみを見つけよう
- Google マップ URL スキーム | Google Maps SDK for iOS | Google Developers
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