.gitignoreで一部のファイルのみ監視対象にする

.gitignoreで全ファイルを監視対象外にした上で、一部のファイルを監視対象にする方法をメモ。

設定方法

今回はWordPressのコードを管理する例で試してみます。

WordPress全体をGitで管理すると不要なファイル(変更しないファイル)が多すぎるため、個人的にはthemesディレクトリ内に作成したテーマのみをGit管理することが多いです。
ただ案件によっては自作プラグインも合わせて管理したい場合などもあるので、基本的には全ファイル監視対象外にした上で、必要に応じて監視対象のファイルを増やせるようにしてみます。

まず全ファイルを監視対象外にしてみます。

/*
!/.gitignore

1行目のみだと.gitignoreも監視対象外になってしまうので、2行目で.gitignoreを監視対象に戻しています。

次にthemesディレクトリ内にある自作テーマを監視対象にする方法ですが、以下のような指定だとうまくできません。

/*
!/.gitignore
!/wp-content/themes/XXXXX/

3行目の指定のみだと wp-content や themes ディレクトリ が監視対象外のままなので、うまくいかないようです。

少しややこしいですが、以下のようにすると意図した監視対象になります。

/*
!/.gitignore
!/wp-content/
/wp-content/*
!/wp-content/themes/
/wp-content/themes/*
!/wp-content/themes/XXXXX/

3行目でwp-contentディレクトリを監視対象に戻した上で、4行目でwp-content内のファイルを監視対象外に変更、5行目でその中にあるthemesディレクトリを監視対象に戻した上で、6行目でthemes内のファイルを監視対象外に変更、7行目でその中の自作テーマを監視対象に戻しています。

自作プラグインも監視対象に含めたい場合も、同じような設定で監視対象に含められます。

/*
!/.gitignore
!/wp-content/
/wp-content/*
!/wp-content/themes/
/wp-content/themes/*
!/wp-content/themes/XXXXX/
!/wp-content/plugins/
/wp-content/plugins/*
!/wp-content/plugins/YYYYY/
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