Node.jsのバージョン管理ツールの「n」を使ってみる

新しいMac環境でNode.jsのバージョン管理ツールを導入する機会があったので、nを試してみました。
Windowsはサポートしていないのでご注意ください。

設定方法

nのインストール方法はいくつかありますが、今回はHomebrewを使ってインストールしてみます。
Homebrewのインストールに関してはこちらの記事を参照ください。

下記コマンドを実行します。

brew install n

下記コマンドを実行してヘルプが表示されていればOKです。

n --help

これでインストールは完了ですが、デフォルトだとsudo コマンドを使って実行しないといけない状態のため、権限の設定を行います。

# make cache folder (if missing) and take ownership
sudo mkdir -p /usr/local/n
sudo chown -R $(whoami) /usr/local/n
# make sure the required folders exist (safe to execute even if they already exist)
sudo mkdir -p /usr/local/bin /usr/local/lib /usr/local/include /usr/local/share
# take ownership of Node.js install destination folders
sudo chown -R $(whoami) /usr/local/bin /usr/local/lib /usr/local/include /usr/local/share

これでnを使用する準備ができました。

使い方

下記コマンドで、ダウンロード可能なバージョンのリスト表示ができます。

n ls-remote --all

「n 」のようにコマンドを実行することで、バージョンを指定してインストールができます。
例えば以下の場合、Node.jsのバージョン16.14.2をインストールできます。

n 16.14.2

LTS版をインストールしたい場合、以下のコマンドでインストールできます。

n lts

最新版をインストールしたい場合、下記でインストールできます。

n latest

バージョンの切り替えは、既にインストール済みのバージョンから選択する場合は「n」を実行します。

n

インストール済みのバージョン一覧が表示されるので、矢印キーで選択してエンターを押してください。

インストール済みのバージョンは、下記コマンドで確認できます。

n ls

.node-versionなどを使ってバージョンを切り替えたい場合、下記コマンドを実行します。

n auto

指定したバージョンがない場合はインストールを行った上で、該当のバージョンに切り替わります。
バージョンの指定はいくつか対応しているようですが、優先度としては(1).n-node-version (2).node-version (3).nvmrc (4)package.json の順に検索していくようです。

インストールしたバージョンの削除は「n rm 」のようにします。
例えば先ほどインストールした16.14.2を削除する場合、以下のようにします。

n rm 16.14.2

参考サイト

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